徳山駅前商業施設プロジェクト「徳山デッキ」コミュニケーションデザイン
2023年12月のオープンを目指す徳山駅前商業施設プロジェクト「徳山デッキ」は
「商業・宿泊・居住」の3つのエリアを持つ交流拠点として建設中ですが、
この推進母体の株式会社パークタウン商業運営のメンバーである白井紀行氏は弊社吉井純起が会長をつとめる
山口県クリエイターズ会議の理事であり、
白井理事の推薦を受けてシンボルマークの制作を基本とするコミュニケーションデザインの制作を行いました。
シンボルマークコンセプト
徳山デッキのシンボルマークはDECKの頭文字「D」をモチーフに、やさしく丸みを帯びた曲線でデザインしています。
船の甲板を意味する「deck」の語源はオランダ語の「dekken」に由来し、「被せる」「くるむ」という意味を持ち、
人々をやさしさで包む空間づくりを目指す姿勢を内包させました。
周南市は風光明媚な瀬戸内海に面し、大津島や黒髪島といった島々が織りなす美しい自然景観を有しています。
歴史を振り返りますと、毛利氏の「三白政策」により、瀬戸内海航路の主要な寄港地として発展してきた海運の隆盛が、
今の港町・周南市の発展の基礎となっています。この海とまちの関わりをシンボルマークに表すべく、
「青海波(せいがいは)」の文様をイメージさせました。
青海波は縁起の良い吉祥文様とされ、無限に繰り返される寄せては返す波のように、
徳山デッキが、人と人、地域と人をつなぎ、まちづくりの象徴として繁栄が未来永劫続くよう願いを込めました。